2010年08月18日
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感想・映画『インセプション』

Written By: トーノZERO連絡先

 かなり前から上映している映画ですが、見たかったので選択。どうせ、夏はもう見たい映画は全て見られないと思っています。ポイントを使ってタダで見てきました。

 平日ですが、レディスディでもあり、けっこう混んでました。左右の席に別の客がいてしかも両方男。

 しかし、実は始まってしばらくして少し眠ってしまったのは痛恨。ヒロインがどう登場しているのかも見落としています。TOHOシネマズでしか使えない英会話なんか全部見なくても良かったのに(もう何回も見た)。夏の疲れがかなり溜まってる感じなのかも。

感想 (ネタバレ防止) §

当初懸念したよりもずっと面白くて良かったかも。ネタもダークだし。最初の方の舞台は日本で新幹線も出てくるし。ネストした仮想世界も斬新。上位の世界で車が落下しているのに、下位の世界では時間がゆっくり進むので戦えたり。上位の世界で落下していると下位の世界も無重力になったり。映画表現とはかくあるべき、という面白いビジュアルでした。

長すぎて話が複雑すぎる気もしますが、ネタがネタだけにやむを得ないでしょう。

ラストシーンで、コマが止まりそうになって終わるのは、結局止まったか止まらないか分からない結末でしょうか。つまり、現実世界へ復帰できたかできなかったのか分からないという描写なのでしょうか。とすれば、NHKドラマのクラインの壺と結末は同じ。ならば、これはハリウッド版のクラインの壺とも言えるのかも。